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2020年5月3日(日)本日の望来

2020-05-03
今日は曇り所々晴れ。
 
白い雲に覆われた上空から、時折青空がのぞます。
陽射しは柔らかく、風も温いのですが、雲は少しずつ厚くなっています。
霞んでいる周りの景色も、だんだんと白く染まっていくようです。
 
 
「風吹くファミィの丘から」金曜日15時半からラジオカロス札幌にて放送中です。
これまで番組で紹介いたしました、皆様から寄せられた思い出のお話しを、少しずつご紹介します。
 
愛犬ジャックの思い出 (ジャーマン・シェパードの雄で6~7才まで) 
 
私が12才くらいの頃まで、実家は農家をやっていました。昔は米を作っていましたが、酪農とコーンとビート畑に。
ジャックは牛舎の横に作った小屋に繋いでいました。「動物よけの番兵だ」と親は言っていました。 市内でも蛇やキツネを普通に見ることができた、そんな昔の頃のことです。
野生動物が牛を刺激しないよう見張ってもらうための、我が家の歴代番犬の定位置なのだそうです。 私の子供の頃は、蛇をたまに見る程度で、キツネとは直接出会ったことがありません。

放牧する牧草地は電気柵で囲まれていました。父が柵の中にジャックを連れて行ったことがあります。放牧した牛に馴れさせようとしたのだと思います。 
電気柵は地面に打った柱にガイシを釘で打ちつけ、番線と呼んでいた太い針金を巡らせて電気を通したものです。 柱の上から下まで4列分のガイシに番線が張られていました。 
「ビリッとするから番線にはさわんな」と、しょっちゅう父達から注意をされていました。
柵の中のジャックはおとなしかったのですが、牛舎と違って、ゆっくり近づいてきた牛に驚いたのでしょう。私の方に全力で逃げてきましたが、あわてて目測を誤ったようです。
番線と地面の間をくぐるときに触ってしまったようで、ギャンと鳴いて小屋まで逃げ帰ってしまいました。それ以後、電気柵のある方には近づこうともしませんでした。 
父は「番線、鼻にでも触ったんでないのか」と笑っていました。後で母に「柵の中に入れて、怪我させたらどうするの」と怒られていました。
でも、母の怒りはジャックの事ではなく、牛の怪我を心配しての怒りだったそうです。 
 
楽しかった思い出という事で書いてみました。ジャックをなくした後は、大型犬を飼っていません。